【11月17日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は16日、米アップル(Apple)との間で問題となっていたグーグルのインターネット電話機能「グーグルボイス(Google Voice)」のiPhone(アイフォーン)向けアプリの提供が開始されたと発表した。

 グーグルの発表によると、アップルのオンラインショップ「App Store」からダウンロードが可能になった。現時点では米国内のみのサービスで、グーグルボイス用のアカウントを必要とする。

 グーグルボイスは、自宅や会社の電話や携帯電話を1つの番号にまとめるほか、格安で国際電話をかけたり、無料でショートメッセージを送ったり、ボイスメールをテキスト化して読むことなどができる。 

 グーグルボイスのiPhone向けアプリについては前年、同アプリによってiPhoneの携帯電話としての中核的な機能が侵害されてしまうとアップル側が主張して論争となり、米連邦通信委員会(Federal Communications CommissionFCC)が2社とiPhoneの米国内キャリアであるAT&Tに対し、質問状を送っていた。(c)AFP