インターネット熱が最も高いのは中国と中東諸国、市場調査結果
発信地:香港
このニュースをシェア
【10月12日 AFP】インターネットへの熱心さは、西洋諸国より中国と中東諸国の方がはるかに高いという研究結果が世界規模の研究で明らかになった。
調査会社TNSは、「オンライン上の人びとの行動や振る舞いを調査する史上最大の世界規模の調査」として、調査プロジェクト「デジタルライフ(Digital Life)」を実施。46か国の5万人を対象に調査を行った。
TNSは、「この調査はほかのどの調査と比べても2倍以上の市場をカバーしている。本当の意味で初の世界規模のオンライン活動についての調査だといえる」と説明。世界のオンライン人口の90%近くをカバーしたという。
■ネット上のフレンド数、日本人が世界最少
調査によると、オンラインで最も社交的なのはマレーシア人で、ソーシャルメディアで平均233人のフレンドを持っていた。一方、フレンド数が最も少ないのは日本で29人だった。マレーシアの次にフレンド数が多いのはブラジルで平均231人だった。
TNSの急成長・新興市場グローバルディレクター、ジェームス・ファーガソン(James Fergusson)氏は、「マレーシア人はオンラインで友人関係をつくることに非常にオープンだが、日本ではオンラインの友人を選ぶ際に慎重になる傾向がある」と説明した。
また、エジプトと中国の人びとのデジタル分野への熱心さの度合いは、日本やデンマーク、フィンランドなどの成熟した市場よりもはるかに高く、急成長を遂げつつあるこれらの市場ではブログとソーシャルネットワークに勢いがあることがわかった。
ファーガソン氏は、「西洋の市場では機能的なものである」インターネットが、アジアでは「はるかに変革的なものになっている」と指摘する。「これは、インターネットが自己表現のための文化的、社会的、政治的な障壁を少なくするからだ」と説明した。
また、研究では、世界的に既存のメディア離れが起きていることも確認された。オンラインユーザーのうち毎日ネットを使っているのは61%だったのに対し、毎日テレビを見ている人は54%、ラジオは36%、新聞は32%にとどまった。(c)AFP
調査会社TNSは、「オンライン上の人びとの行動や振る舞いを調査する史上最大の世界規模の調査」として、調査プロジェクト「デジタルライフ(Digital Life)」を実施。46か国の5万人を対象に調査を行った。
TNSは、「この調査はほかのどの調査と比べても2倍以上の市場をカバーしている。本当の意味で初の世界規模のオンライン活動についての調査だといえる」と説明。世界のオンライン人口の90%近くをカバーしたという。
■ネット上のフレンド数、日本人が世界最少
調査によると、オンラインで最も社交的なのはマレーシア人で、ソーシャルメディアで平均233人のフレンドを持っていた。一方、フレンド数が最も少ないのは日本で29人だった。マレーシアの次にフレンド数が多いのはブラジルで平均231人だった。
TNSの急成長・新興市場グローバルディレクター、ジェームス・ファーガソン(James Fergusson)氏は、「マレーシア人はオンラインで友人関係をつくることに非常にオープンだが、日本ではオンラインの友人を選ぶ際に慎重になる傾向がある」と説明した。
また、エジプトと中国の人びとのデジタル分野への熱心さの度合いは、日本やデンマーク、フィンランドなどの成熟した市場よりもはるかに高く、急成長を遂げつつあるこれらの市場ではブログとソーシャルネットワークに勢いがあることがわかった。
ファーガソン氏は、「西洋の市場では機能的なものである」インターネットが、アジアでは「はるかに変革的なものになっている」と指摘する。「これは、インターネットが自己表現のための文化的、社会的、政治的な障壁を少なくするからだ」と説明した。
また、研究では、世界的に既存のメディア離れが起きていることも確認された。オンラインユーザーのうち毎日ネットを使っているのは61%だったのに対し、毎日テレビを見ている人は54%、ラジオは36%、新聞は32%にとどまった。(c)AFP