【9月22日 AFP】マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」で21日、アダルトサイトにつながるポップアップウィンドーが開いたり、勝手に「つぶやき」が投稿されてしまうなどの異常が発生した。セキュリティホールの脆弱性をついた攻撃によるものとみられる。

 米サンフランシスコ(San Francisco)のツイッター本社でセキュリティ担当チームのボブ・ロード(Bob Lord)氏は同日、全世界のユーザーに向けて異常の発生を謝罪したうえで、異常はマウスポインタを悪意のあるリンクの上に持っていくことで感染する「マウスオーバー・バグ」によるものと説明。アカウント情報の乗っ取りは発生していないという。

 また、攻撃が開始されたのは現地時間21日の午前2時30分(日本時間午後6時30分)で、ツイッター側は4時間半後には問題を解決したという。

 今回被害にあったユーザーには、9万7000人のフォロワーを持つロバート・ギブズ(Robert Gibbs)米大統領報道官(@presssec)や、110万人のフォロワーを持つサラ・ブラウン(Sarah Brown)元英首相夫人(@sarahbrownuk)などの著名人も含まれていた。

 ギブズ報道官は自身のアカウントで、「わたしのツイッターがめちゃくちゃだ。技術屋に連絡している」とつぶやいている。

 一方、サラさんは、「皆さんは、どんな被害にあったのかしら。わたしには減量プログラムの広告が送りつけられてきたんです。効果があるわけないじゃない!」と、今回の騒動を冗談めかしてつぶやいている。(c)AFP/Chris Lefkow