【8月23日 AFP】米アップル(Apple)は20日、最近買収した携帯端末向け広告サービスのQuattro Wirelessを8月末に終了し、自社の端末のみを対象とした新広告プラットホームの「iAD」に集中することを明らかにした。Quattroの顧客はiADへ移行される。

 AFPの取材に対するアップルの電子メール回答によると、iADは「iPhone」と「iPod touch」のユーザーに向けた広告で、「app(アプリ)」の中にダイナミックな広告を掲載することができ、新たな収益の流れをapp開発者に提供する。

 iADは7月1日にサービス開始した。9月からはiADプラットホームに全リソースを注ぐという。

 従来のQuattroの顧客にはすでにサービス終了が伝えられている。

 Quattroはインターネット接続されていれば、どの携帯電話にも広告を配信するサービスで、米グーグル(Google)の「アンドロイド(Android)」端末でも利用できたが、iADはiPhoneやiPadなどアップル製品に限定されている。(c)AFP