【8月20日 AFP】米コンピューター・セキュリティ大手マカフィー(McAfee)は19日、インターネット・ユーザーを悪質なウェブサイトにおびき寄せるために使われる有名人の名前として、2010年の「ネット検索で最も危険なセレブ」に女優のキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)を選んだ。

 サイバー犯罪者は有名人の名前を使い、悪質なソフトウェアなどを仕掛けた偽物のウェブサイトに誘導しようとする。マカフィーはそういった危険性の高い検索ワードとなっている有名人のリストを毎年発表しており、今年は映画スターやモデルが上位に入った。

 2位は女優ジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)。昨年1位だった同じく女優のジェシカ・ビール(Jessica Biel)が3位。ヴィクトリアズ・ シークレット(Victoria's Secret)のモデルを務めるジゼル・ブンチェン(Gisele Buendchen)、アドリアナ・リマ(Adriana Lima)、ハイジ・クラム(Heidi Klum)も上位10人の中に入った。

 マカフィーによれば、キャメロン・ディアスに関する検索をすると10%の確率で、コンピューターウィルスをダウンロードしてしまう危険なウェブサイトに接続される。また、「キャメロン・ディアス スクリーンセイバー」の2語で検索して一覧が出てくるサイトの19%に、悪質なコードが含まれているという。

 画像や動画のダウンロードは特に危険性が高い。不正なソフトを容易に隠すことができるためだ。

 主演映画『食べて、祈って、恋をして(Eat Pray Love)』のプロモーション中のジュリア・ロバーツに関する検索全体では、悪質なサイトへつながる確率は9%だが、画像や壁紙のダウンロードに絞るとその確率は20%と上がった。

 プロテニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)とアンディ・ロディック(Andy Roddick)はそれぞれ13位と14位。バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領と、2008年米大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン(Sarah Palin)氏のランキングは下位に落ちた。

 マカフィーでは、セレブたちの「最新ビデオや最新画像を探すと、被害を受けやすい」と注意を促している。(c)AFP

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