【8月9日 AFP】米アップル(Apple)の携帯音楽プレーヤー「iPod Nano(アイポッドナノ)」が充電中に過熱し発火する事故が相次いだ問題で、アップルジャパン(Apple Japan)は経済産業省に対し、ウェブサイト上で事故情報を容易に閲覧できるようにするなどの改善策を提出した。

 同省が前週末の報道発表で明らかにしたもので、同社は、ユーザーへの注意喚起や製品の回収などの具体的な方法を明記しているという。

 同省は1週間前、発火事故6件を含む過熱事故27件で4人が軽いやけどを負った事態を重く見て、同社に改善策の提出を命じていた。報道発表は、ほかにも34件の軽微な過熱事故が発生していたとの報告を受けたことを明らかにし、同社による報告の遅れを「極めて遺憾」だとしている。

 充電に不具合があるのは、2005年9月に発売された第1世代モデル。日本では約180万台が販売された。(c)AFP