【7月29日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は27日、米インターネット検索最大手グーグル(Google)が、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手フェイスブック(Facebook)に対抗できるようなSNS開発を目指して、複数のオンラインゲーム開発企業と協議を行っていると報じた。

 関係筋の情報として同紙が伝えたところによると、グーグルはウォルト・ディズニー(Walt Disney)が27日に買収した米ソーシャルゲーム大手プレイダム(Playdom)、ゲームソフト大手エレクトロニック・アーツ(Electronic Arts)傘下でグーグルも出資しているプレイフィッシュ(Playfish)とジンガー(Zynga)と交渉中だという。

 グーグルのエリック・シュミット(Eric Schmidt)最高経営責任者(CEO)はWSJとのインタビューで「ジンガーとの提携は期待できる」と語った。「ファームヴィル(FarmVille)」「マフィア・ウォーズ(Mafia Wars)」「トレジャー・アイル(Treasure Isle)」などの人気ゲームを提供しているジンガーは、急成長を続けるソーシャルゲーム業界を代表する企業の一つで、月間の利用者は2億3000万人を超えている。

 一方でシュミットCEOは、フェイスブックと類似したSNSの開発について問われると、「世界は同じもののコピーを必要とはしない」と答えた。(c)AFP