【7月27日 AFP】日本のインターネット検索最大手ヤフー（Yahoo! Japan）と米インターネット検索最大手グーグル（Google）が検索エンジンの分野で提携する見通しだ。米ダウジョーンズ・ニュースワイヤーズ（Dow Jones Newswires）が27日、報じた。

　ソフトバンク（Softbank）が約40％の株式を所有する日本のヤフーとグーグルの提携が実現すれば、日本の検索市場はほぼ両社の独占状態となり、米マイクロソフト（Microsoft）にとっては大きな痛手だ。

　ダウ・ジョーンズによれば、日本の検索市場占有率は、ヤフーが56％、グーグルが31％で、マイクロソフトは3％となっている。このため、マイクロソフトが両社提携の規制機関による認可を阻止しようとする可能性があると、ダウ・ジョーンズは指摘している。

　一方、ヤフー広報は、AFPの取材に対し、現在、検索エンジンの提携先の変更を検討中で、グーグルは選択肢の1つであることを明らかにしたが、公式には何も決まっていないと話した。(c)AFP