【6月16日 AFP】任天堂(Nintendo)は15日、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で開幕したゲーム見本市「エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ(Electronic Entertainment ExpoE3)」で、専用メガネ無しで3D映像でのゲームを楽しめる、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS(Nintendo DS)」の次世代モデル「3DS」を発表した。

 岩田聡(Satoru Iwata)社長は3DSを頭上にかざし、「みなさんに試してもらうのが待ちきれない」と語った。

 3DSは、トレードマークのデュアルスクリーンはそのままだが、タッチペンによるタッチパネル操作ができるのは1面だけとなる。岩田社長によると、「タッチスクリーンと3Dスクリーンは相性があまりよくない」のだという。また、本体外側に搭載した2つのカメラで3D写真を撮影することもできる。

 岩田社長は、3D映画も視聴可能だとしながらも、今後の映画会社とのコンテンツ契約などについては言及を避けた。

 同見本市では、ディズニー(Disney)やワーナー・ブラザーズ(Warner Brothers)、ドリーム・ワークス(Dream Works)の3D映画の一部が3DS上で放映された。

 3DSは、モーションセンサーも内蔵しており、任天堂はこの機能が新たなソフトの開発を促すことを期待している。(c)AFP

【動画】「E3」の様子はこちらから(Youtube/AFPBBチャンネル)