【6月11日 AFP】米検索大手グーグル(Google)は10日、24時間限定で、トップページに写真などの背景を付けたが、通常の無背景を好むユーザーから苦情が殺到したため早々にとりやめた。

 この機能は、Google.comのトップぺージを開くと、背景で絵や彫刻、写真などの画像が順に現れ、ユーザーはこの中から好きなものを選んでオリジナルの壁紙を作れるというものだった。

 24時間限定の企画だったが、多くのユーザーはこれを恒久的なものと勘違いし、いつもの無背景に変えたいが変えられない、画像をクリックしたらグーグルのアカウントを作成するよう強制された、などの不満が蓄積していった。

 そして、グーグルの検索語ランキングで「Remove Google background(グーグルの背景を取り除く)」がトップ10入り。ツイッター(Twitter)上でも、批判や怒りの声が野火のように広がっていった。

 こうしたことを受け、グーグルは通常の白い背景に戻したという。(c)AFP