【5月18日 AFP】アップル(Apple)のタブレットPC「iPad(アイパッド)」やアマゾン・ドットコム(Amazon.com)の電子書籍リーダー「キンドル(Kindle)」などに対する世界の消費者の関心は高く、価格が下がれば爆発的に売れるだろう――。米コンサルティング大手ボストンコンサルティンググループ(Boston Consulting GroupBCG)が行った調査でこのような結果が明らかになった。

 今回の調査は、オーストラリア、オーストリア、英国、中国、フィンランド、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、ノルウェー、韓国、スペイン、米国の14か国、1万2717人の消費者を対象に行われた。

 タブレットPCや電子書籍リーダーについて知っている調査対象者のうち、51%が1年以内に購入予定があると回答し、3年以内に購入予定があるとした人は73%に上った。

 BCGのジョン・ローズ(John Rose)氏は、「電子書籍リーダーやタブレットPCは新し物好きのためのニッチな商品ではなく、携帯音楽プレーヤーのように広く普及する可能性があることが分かった。われわれはすでに普及の出発点に立っている」と指摘し、「じきにおばあさんたちが持ち歩くことになるだろう」と語った。

 調査では、タブレットPCや電子書籍リーダーがテレビやパソコン、携帯電話並みに普及するには低価格化が必要だとされている。ローズ氏は、「普及したほかの商品と同様の低価格化が進むだろう。今後12~18か月で価格が下がるとみている」と語った。(c)AFP