【5月12日 AFP】ツイッターの共同創業者ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏が考案した新事業で、モバイル機器とフリーソフトを使用してクレジットカードで支払いを受けられるサービス「Square(スクエア)」が11日に始まった。

 スクエアで使用するフリーソフトは、米アップル(Apple)の有料配信サイト「iTunes Store(アイチューンズ ストア)」か、米検索大手グーグル(Google)のOS「アンドロイド(Android)」搭載のスマートフォン向けアプリのオンラインストア、「アンドロイドマーケット(Android Market)」からダウンロードできる。

 ユーザーはスクエアのウェブサイト(SquareUp.com)からアカウントを作成し、自分の銀行情報を入力すると無料のクレジットカード読み取り装置が届く。これを使えばスクエアを通して携帯機器でクレジットカードによる支払いを受けられるようになる。

 カードの読み取り装置は大きめの角砂糖ほどの大きさで、携帯機器のヘッドホン端子に接続する。支払者がモバイル機器のタッチスクリーンに指でサインすると、取引から1〜2営業日で指定された口座にお金が振り込まれる。電子領収書の発行も可能で、業者が販売記録を管理できるプログラムも含まれている。

 現時点でSquareを利用できるのは米国内だけで、ビザ(Visa)、マスターカード(MasterCard)、アメリカン・エキスプレス(American Express)、ディスカバー(Discover)のいずれかが米国内で発行したクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、ギフトカードに限られる。

 取引1件当たりの手数料は、装置による自動読み取りの場合は決済金額の2.75%に加えて15セント(約14円)、カード番号をタイプして入力した場合は決済金額の3.5%に加えて15セントとなっている。(c)AFP

【参考】「Square」のサイト(英語)