【5月12日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は11日、米インターネット検索大手グーグル(Google)と米携帯電話大手ベライゾン・ワイヤレス(Verizon Wireless)が共同で、アップルのiPad(アイパッド)のようなタブレット型PCの開発を進めていると報じた。

 ベライゾン・ワイヤレスのローウェル・マカダム(Lowell McAdam)最高経営責任者(CEO)は同紙のインタビューで、タブレットコンピューターは「次の大きなチャンスだ」と述べた。

 マカダム氏は、タブレットコンピューターのプロジェクトは、ベライゾンとグーグルとの関係強化の一環だと語った。グーグルが開発した携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」は多くの携帯電話端末に採用されている。

 ウォールストリート・ジャーナルは、ベライゾンがグーグルとの関係を強化している背景には、iPadやiPhoneの無線通信サービスを提供する、ライバルの米AT&Tに追いつこうとしていることがあると指摘している。

 ベライゾン側は、タブレットPCの発表時期や製造担当企業などの詳細については言及を避けている。ベライゾン・ワイヤレスは、米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)と英携帯電話ボーダフォン(Vodafone)の合弁企業。(c)AFP