SNSの中傷書き込みで運営元グーグルに罰金、ブラジル
このニュースをシェア
【4月26日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)がブラジルで運営する人気ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Orkut」で、特定のキリスト教聖職者を「小児性愛者」と中傷する匿名の書き込みがされた問題をめぐり、このほどグーグルに罰金8500ドル(約80万円)の判決が下された。同国日刊紙グロボ(Globo)が25日報じた。
グーグルは、SNSへのユーザーの書き込みに対し運営側に責任はないと主張していたが、ブラジル・ミナスジェライス(Minas Gerais)州の裁判所は一審の判決を支持し、「利用者が事前のチェックなしに、また多くの場合匿名で、侮辱や中傷を投稿できるスペースを仮想ネットワーク上に提供する以上、(グーグルには)そこで発生する被害リスクに対する責任がある」と判断したという。
グロボ紙によると、54歳の聖職者は「小児愛者で、愛人のいる泥棒」などの中傷を書き込まれ、2008年にグーグルを提訴、グーグルは一審で敗れていた。(c)AFP
グーグルは、SNSへのユーザーの書き込みに対し運営側に責任はないと主張していたが、ブラジル・ミナスジェライス(Minas Gerais)州の裁判所は一審の判決を支持し、「利用者が事前のチェックなしに、また多くの場合匿名で、侮辱や中傷を投稿できるスペースを仮想ネットワーク上に提供する以上、(グーグルには)そこで発生する被害リスクに対する責任がある」と判断したという。
グロボ紙によると、54歳の聖職者は「小児愛者で、愛人のいる泥棒」などの中傷を書き込まれ、2008年にグーグルを提訴、グーグルは一審で敗れていた。(c)AFP