【4月3日 AFP】米アップル(Apple)のタブレット型・新多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の発売に先がけ、米ニューヨーク(New York)のマンハッタン(Manhattan)にあるアップル直営店前には、一番乗りを狙う新しもの好きたちが前日から列を作った。

 春らしい日差しのなか、マンハッタンの5番街にあるアップルストア(Apple Store)前には3日9時(日本時間同日午後10時)に発売開始されるiPadを求めて、2日の午後4時(日本時間3日午前5時)にはすでに15人程度が並んでいた。

 母親、祖母と一緒だった11歳のジョバンナ・マレン(Giovanna Mullen)ちゃんは、2日の午前5時(日本時間同日午後6時)から並び始めたと語った。事前予約をしていなかったので、発売直後に手に入れるため食べ物まで持ち込んで「最後の手段」に出たのだという。

 デジタル出版業界で働いているという母親のジーニー・マレン(Jeanney Mullen)さんはiPadに興味津々だと話す。新聞・雑誌各社はiPadによって新しい形のコンテンツ流通が生まれて新たな収入源となることを期待して、双方向性を生かしたデジタル出版物の企画に精力的に取り組んでいる。(c)AFP