【3月30日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は29日、中国での携帯電話向けサービスが一部不通になったと発表した。インターネット検閲をめぐるグーグルと中国当局との対立に関連があるのかどうかは不明だという。

 グーグルが設置した中国内でのサービスの状況を監視するウェブサイトによると、携帯電話向けサービスが、ウェブアルバム「ピカサ(Picasa)」やグーグル・ドキュメント(Google Docs)などとともに、一部接続できない状態になったという。

 携帯電話向けサービスの利用状況は変動しており、今回の不通が中国当局による報復的な動きと断じるには時期尚早だ。

 グーグルの携帯電話向けサービスでは、スマートフォンやネット接続が可能な携帯電話からウェブ検索やブログ、地図、ニュースなどが利用できる。

 中国は現在、少なくとも3億8400万人のインターネットユーザーがいるが、携帯電話の契約者数は7億5000万人以上に上っており、携帯電話を通じてウェブサイトなどにアクセスしている。(c)AFP