【3月25日 AFP】携帯電話事業で中国第2位の中国連合通信(チャイナ・ユニコム、China Unicom)が、新たに発売する携帯端末から米グーグル(Google)の検索機能を除外する方針であることが明らかになった。25日の英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)が伝えた。

 この携帯端末は、グーグルの携帯端末向けOS「アンドロイド(Android)」を搭載するが、FT紙によると中国連合通信の陸益民(Lu Yimin)社長は「中国の法律を順守する企業と提携したい」として、グーグル検索を使用しないと述べたという。

 FT紙の記事は、同社がアンドロイドの利用そのものを中止するかどうかについては言及していない。

 グーグルの中国本土での検索サービス撤退を受け、中国企業の間ではグーグルとの提携見直しを検討する動きがあるとされ、FT紙の報道は世界最大のIT市場である中国でグーグル撤退の影響が広がりつつあることを示している。(c)AFP