【3月21日 AFP】動画共有サイト・ユーチューブ（YouTube）の17日の発表によると、同サイトには現在、全世界で毎分24時間分の映像がアップロードされている。

　同社プロダクト・マネジメント・ディレクターのハンター・ウォーク（Hunter Walk）氏は自分のブロクに、興奮した様子で「次は30時間分か、いや36時間分か」と書き込んでいる。「1日と同じ長さの映像が毎分ユーチューブにアップロードされているとは、われわれのコミュニティーにとって大きな達成だ。1本アップロードされるたびに、ビデオが世界をつなぎ、変革していることを物語っている」

　ユーチューブに1分間にアップロードされる映像の長さの合計は、09年1月は15時間分、5月には20時間分と着実に伸びている。米インターネット検索大手グーグル（Google）が16億5000万ドル（約1500億円）で買収した後の07年半ばには6時間分程度だった。

　しかし世界でこれだけの人気を誇っても、グーグルにとってユーチューブは採算の取れる事業に成長していない。ユーチューブでは広告主を集めるために、これまで通りの大量のアマチュアによるビデオ投稿に加え、ノーカット版のテレビ番組や映画などの商業映像のコンテンツを徐々に増やしている。(c)AFP