【3月17日 AFP】韓国政府は16日、全国で約200万人いるとされるオンラインゲームなどのネット中毒者への対策として、ネット接続時間を制限するためのソフトウエアを、2011年から無料で配布すると発表した。

 配布するソフトは2種類。1つはネット利用時間が保護者またはユーザーが設定した時間を超えると自動的に接続をシャットダウンするソフト。もう1つは「Internet Fatigue(ネット疲れ)」と呼ばれるソフトで、時間が経過するごとにゲームの難易度が上がり、プレーヤーのやる気を削ぐというもの。

 韓国では今月、ネットカフェで育児シミュレーションのオンラインゲームに熱中した夫婦が、生後3か月の娘を自宅に放置して餓死させる事件が発生している。政府は、ネット利用者の8.8%がネット中毒と推計しており、2012年までに5%まで削減することを目標にしている。(c)AFP