【3月5日 AFP】動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」は4日、聴覚障害を持つユーザーへの配慮として、すべての英語の動画に対し自動的に字幕をつける機能を追加した。

 ユーチューブでは2008年から、ユーザーが手作業で字幕をつけられるようになっている。さらに前年11月からは、一部のパートナーチャンネルに対し自動字幕機能の導入を開始していた。

 聴覚障害者が2015年までに世界で7億人を超えるとの予測もあることから、ユーチューブは、サイトのアクセシビリティ向上に力を入れてきた。

 自動字幕機能には、自動音声認識技術が使用される。しかし現段階で、字幕への変換を可能にするには、雑音がなく明瞭に話された音声が必要だ。そのため動画の投稿者には、表示された字幕をダウンロードして正しく書き換えたものをアップロードできるオプションが提供されるという。

 自動字幕は現段階では英語の動画のみが対象だが、数か月の内に対応言語を増やす予定だという。(c)AFP

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