【3月4日 AFP】警察庁が4日に発表した2009年サイバー犯罪検挙状況によると、インターネットを使った犯罪の摘発件数は前年比5.8%増の6690件に上り、2000年に統計を取り始めて以来、最多だったことが明らかになった。この4年間では倍増した形だ。

 内訳では、児童ポルノ犯罪が、前年の約2倍となる507件。著作権法違反は約30%増の188件。銀行などのデータベースへの不正アクセスは45%増となる過去最多の2534件だった。

 一方、インターネット・オークションを利用した詐欺犯罪は、54%減って522件だった。楽天(Rakuten)やヤフー(Yahoo)などの大手が商品受け取り後の決済サービスを導入したことによるとみられる。

 このほか、警察が対応したネット上の自殺予告書き込みは前年比約25%増の223件で人数は228人。こののうち2人は自殺により死亡した。(c)AFP