【3月2日 AFP】米非営利調査機関ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)が1日発表した調査結果で、ニュース媒体としてインターネットが全国ネットテレビ、地方テレビに次いで3位に躍進した。

 ピュー・リサーチ・センターは、2009年12月28日から10年1月19日にかけて米国の成人2259人を対象に調査を実施。日常的にニュース情報を得ている媒体を聞いたところ、1位が78%で「地元のテレビ局が放送するニュース」。2位はCBSなど全米ネットワーク局やCNNFOXなどのケーブルテレビ局で73%。インターネットは、これらに続く61%で3位となった。4位は54%のラジオだった。

 ニュース情報を得るために利用する媒体数では、2つ以上との回答が92%。4~6つの媒体を日常的に利用している人は、全体の約半数に上った。

 普段、ネットでニュースをチェックすると答えた人の中では、利用するウェブサイトは1つだけとの回答は21%。2~5つのウェブサイトを利用している人は57%で、11%が6つ以上のウェブサイトでニュースをチェックしていると答えた。一方、お気に入りのニュース取得サイトは決まっていないとの回答も65%に上った。

 また、インターネットで得たニュースに関して、37%が「フェースブック(Facebook)」などのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)やマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」にコメントを投稿。75%がニュースをEメールで知人に転送。52%がリンクを貼るなどして他人とニュース情報を共有していることも分かった。

 携帯電話利用者については、33%が携帯電話でニュースを見ていると回答した。

 この調査は、ピュー・リサーチ・センターが「インターネット・アンド・アメリカンライフ・プロジェクト(Internet & American Life Project)」および「Project for Excellence in Journalism(ジャーナリズム拠点プロジェクト)」の一環として実施した。(c)AFP