【2月10日 AFP】中国検索大手「百度(Baidu.com)」が発表した2009年第4四半期決算は、純利益が前年同月比で48.2%の大幅増となった。また、百度は10日、米検索大手グーグル(Google)が中国からの撤退を示唆していることから、顧客の百度に対する信頼感が増しており、さらに業績を伸ばすとの見通しを示した。

 百度の2009年第4四半期(10~12月期)決算は、売上高が同39.8%増の1億8470万ドル(約166億円)、純利益が前年同期比48.2%増の6270万ドル(約56億円)となった。百度はナスダック(Nasdaq)に上場している。

 12月末までの09年通期では、売上高が前年比39.1%増の6億5160万ドル(約580億円)、純利益が同41.7%増の2億1760万ドル(約195億円)となった。

 百度のロビン・リー(Robin Li)会長兼CEOは10日の会見で、「顧客やパートナーの百度に対する信頼感が明らかに高まっており、その恩恵を享受することになると考えている」と述べ、2010年第1四半期(1~3月期)の売上高について、前年同期比で約52%増の1億7600万~1億8100万ドル(約157億~162億円)になるとの見通しを示した。(c)AFP