【12月2日 AFP】米交流サイトフェースブック(Facebook)とマイスペース(MySpace)は1日までに、ニューヨーク(New York)州で有罪判決を受けた性犯罪者3533人が持っていたアカウントをすべて削除した。

 ネットを介した性犯罪を防ぐために前年成立した法律「Electronic Security and Targeting of Online Predators Acte-STOP)」に基づいて行われた措置。フェースブックは同州で有罪が確定した性犯罪者2782人に関連した計3410アカウントを閉鎖し、マイスペースは有罪となった1796人の性犯罪者に関連した1975アカウントを最近閉鎖した。同一人物が両サイトにアカウントを持っている場合もあるため、これらの数字は一部重複している。

 ニューヨーク州のアンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)司法長官は、ほかの交流サイトもこれにならうよう促している。

 e-STOP法は、有罪となった性犯罪者に対し、その州内に持っているオンラインのアドレスすべてを州に報告することを義務づけている。ニューヨーク州で有罪となった8100人あまりが、オンラインアドレスの詳細を州に報告しており、州はこれらの情報を交流サイトに提供した。(c)AFP