【11月20日 AFP】米グーグル(Google)は19日、開発中の基本ソフト(OS)「クロームOS(Chrome OS)」をプレビューし、同OSを搭載したネットブックを来年の年末商戦に合わせて発売する方針を発表した。

 クロームOSは、インターネット上で提供されるいわゆるクラウドサービスのアプリケーションソフトを利用することを想定して設計されている。グーグルは、ノートブック市場で人気の最低限の機能だけを備えた低価格ネットブックに搭載する予定だ。

 製品デモンストレーションを行ったサンダー・ ピチャイ(Sundar Pichai)製品管理担当副社長は、「スピード、シンプルさ、セキュリティー。これがクロームOSだ」と述べ、スイッチを入れたらすぐに使えるテレビのような迅速さを追求していると説明した。「われわれはよりよいコンピューティングの形をユーザーに提供できると信じている」

 クロームOSは当初、同OSを搭載して販売されるネットブックでしか使えないという。最終的には他のコンピューターにもサービスを拡大するが、まずは1年後にクロームOSを搭載したネットブックを発売することを最優先に、提携メーカーと開発を進めている。(c)AFP/Glenn Chapman