【11月19日 AFP】中国国営メディアは19日、中国国防省のウェブサイトが立ち上げから1か月で200万件を超えるハッカー攻撃を受けたと報じた。

 同ウェブサイトの編集責任者が、中国共産党機関紙「人民日報(People's Daily)」に対し「国防省のウェブサイトは立ち上げ初日から途切れなく、大量の攻撃を受けている。1か月目だけでハッキングは230万回を超えた」と明らかにした。

 この責任者は、攻撃が中国国内からのものか、国外からのものかについては詳しく明かされなかったが、サイトのセキュリティなど安全策のおかげで影響はないという。攻撃の種類は、ウェブサイト内に侵入して軍事機密を探すものか、サイト運営に支障をきたそうとする狙いのものだという。

 近代化を進める中国軍の動きに対する他国の懸念を払拭する目的で、国防省は8月20日に同サイトを開始した。英語のページも用意され、中国軍のニュースや写真、ビデオ、数字資料などを公開するほか、中国政府の軍事・国防政策も説明している。(c)AFP