【11月19日 AFP】インターネット上の優れた活動を表彰するウェビー賞(Webby Awards)の主催団体が18日、過去10年間のインターネット上の10大事件を発表し、オンライン百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」の誕生、音楽ファイル共有ソフト「ナップスター(Napster)の消滅、米アップル(Apple)のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」、ソーシャルネットワークサービス(SNS)の「フェースブック(Facebook)」やマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」などが選ばれた。

 ウェビー賞のエグゼクティブ・ディレクター、デービッド・マイケル・デイビース(David-Michel Davies)氏は、選ばれた出来事はどれも、古い体制をかいくぐって普通の人に力を与えるインターネットの能力を示したものだと語った。

 米ニューヨーク(New York)のInternational Academy of Digital Arts and SciencesIADAS)が授与するウェビー賞は、ニュースサイトなどの各種ウェブサイト、インタラクティブ広告、オンライン動画、モバイルウェブの各部門で優れたものを表彰する。第14回ウェビー賞は2010年4月に発表される。

■過去10年間のインターネット上の10大事件

 選ばれた出来事は以下の通り。

- 米で人気の情報告知サイト、クレイグズリスト(Craigslist)がサンフランシスコ(San Francisco)エリア外に進出(2000年)

- グーグル(Google)の検索広告、アドワーズ(AdWords)が始まる(2000年)

- オンライン百科事典、ウィキペディアが始まる(2001年)

- ファイル共有システム、ナップスター終了(2001年)

- グーグルが株式を公開(2004年)

- 動画共有サービス、ユーチューブ(YouTube)の登場によるオンライン動画の革命(2006年)

- フェースブックが学生以外にも門戸を開く。ツイッターが登場(2006年)

- アップル「iPhone」発売(2007年)

- 米大統領選挙でインターネットが活用される(2008年)

- イラン大統領選後の抗議行動でツイッターが活用される(2009年)

(c)AFP

【参考】ウェビー賞の公式サイト(英語)