【10月17日 AFP】米アップル(Apple)は16日、同社の多機能携帯電話iPhone(アイフォーン)と携帯音楽プレーヤーiPod Touch(iPodタッチ)向け無料アプリケーションでの「アプリ内課金」を許可すると発表した。

 アップルはこれまで無料アプリケーションからの課金を禁止してきたが、今回の方針転換によって、無料アプリケーションでユーザーの関心を引き、その後、有料コンテンツを販売することができるようになる。たとえば、雑誌や新聞の基本的な記事を読める無料アプリを配布した後、このアプリケーションから有料記事を販売したり、購読契約を結んだりすることが可能になる。

「有料アプリケーションでのアプリ内課金は急速に広まりつつある」とアップルはAFPに述べた。同社はオンラインショップApp Storeで販売されたアプリケーションの収益の一部を受け取っているが、報道によると、今回のアプリ内課金解禁による収益の一部も受け取るという。(c)AFP