【10月14日 AFP】米グーグル(Google)は13日、同社の無料ウェブメールサービス「Gmail」に、メールを別の相手に送信してしまうという恥ずかしいミスを回避する機能などを追加した。

 遊び心たっぷりに「Got the wrong Bob?(別のボブじゃない?)」と名付けられた新機能は、ユーザーが間違った相手にメールを送信しそうになると、事前に警告するというもの。

 グーグルのソフト開発者らはブログで、「見ず知らずの人から、『本当にわたしあてに送信したのですか?』とのメールを受け取り、その人あてに送るつもりではなかった(別の人に送信してしまった)ことに最後に気づいたのはいつ?」と問いかけ、このような小さなミスが、上司の悪口を本人に送ってしまったり、「人事担当のボブ」の代わりに「偶然に選んでしまったボブという人」に個人的な情報を送ってしまうなど、痛恨のミスになることもあると指摘している。

 新機能はGmailの設定を変更することで利用可能になる。ユーザーが頻繁にメールを送る相手のグループを認識し、そのパターンから外れた場合に警告を発する。

 新機能には送信直後のメールをキャンセルする「Undo Send(送信取り消し)」機能や、酔った勢いで書いたメールの送信を防ぐため、夜中に送信するメールを簡単な算数クイズが解けた後に送信する「Mail Goggles(酒気帯びテスト)」などもある。(c)AFP