英フィリップ殿下、TVリモコン使えず床に寝ころんで奮闘
このニュースをシェア
【10月10日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の夫、フィリップ殿下(Prince Philip、88)がテレビのリモコンを使いこなせず、最後は床に寝転がって格闘するはめにはまったと愚痴を語るビデオが10日、米動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」上の英王室公式チャンネル「ロイヤル・チャンネル(Royal Channel)」で公開された。
登場したビデオは、英国のデザイン推進団体「デザイン・カウンシル(Design Council)」賞の50周年を記念するインタビュー。自らの名前を冠した賞だが、フィリップ殿下は「世間の人びとの寛容さは素晴らしいと思う。こんな恐ろしいものに我慢しているとは、称賛に値する」と述べた後、現代のテレビのデザインに非難をぶつけた。
「前は床に置いておけばよかったんだ。それなのに、コントロールつまみを下につけたもんだから、それをいじるのに床に寝転がらなければならない。なにか録画したいと思ったら、録画機はさらに下に置くんだから、どうなるかといえば、虫メガネをもって取扱説明書を読みながら、懐中電灯を口にくわえて、床に寝ころばなければならない。それが嫌だったら、代わりにそれをやってくれる10歳の孫でも連れてくるしかない」
英紙タイムズ(Times)によると「テレビセットの使い方を解明しようと思ったら、テレビと愛し合いでもしなければ無理だろう。だいたいなぜ10歳の子どもじゃなくても読めるリモコンにできないのだ」とも文句を言った。
現実主義のフィリップ殿下は、歯に衣着せぬ発言で知られている。
タイムズ紙は「われわれのテレビは暗黙のディザスター・ゾーン(災害地域)になってしまった。とうとうそれを指摘する人物が現れた」と、フィリップ殿下に同調。自動車や電話、コンピューターなどは操作が簡単になり、テレビもモニターは薄く、写りはシャープさを増し、音質も向上したのにかかわらず、「リモコンだけが成長していない。リモコンについているボタンのうち半分も使う者はいないだろう。リモコンに革命が起きるのはまだまだ先だ」と論評した。(c)AFP
登場したビデオは、英国のデザイン推進団体「デザイン・カウンシル(Design Council)」賞の50周年を記念するインタビュー。自らの名前を冠した賞だが、フィリップ殿下は「世間の人びとの寛容さは素晴らしいと思う。こんな恐ろしいものに我慢しているとは、称賛に値する」と述べた後、現代のテレビのデザインに非難をぶつけた。
「前は床に置いておけばよかったんだ。それなのに、コントロールつまみを下につけたもんだから、それをいじるのに床に寝転がらなければならない。なにか録画したいと思ったら、録画機はさらに下に置くんだから、どうなるかといえば、虫メガネをもって取扱説明書を読みながら、懐中電灯を口にくわえて、床に寝ころばなければならない。それが嫌だったら、代わりにそれをやってくれる10歳の孫でも連れてくるしかない」
英紙タイムズ(Times)によると「テレビセットの使い方を解明しようと思ったら、テレビと愛し合いでもしなければ無理だろう。だいたいなぜ10歳の子どもじゃなくても読めるリモコンにできないのだ」とも文句を言った。
現実主義のフィリップ殿下は、歯に衣着せぬ発言で知られている。
タイムズ紙は「われわれのテレビは暗黙のディザスター・ゾーン(災害地域)になってしまった。とうとうそれを指摘する人物が現れた」と、フィリップ殿下に同調。自動車や電話、コンピューターなどは操作が簡単になり、テレビもモニターは薄く、写りはシャープさを増し、音質も向上したのにかかわらず、「リモコンだけが成長していない。リモコンについているボタンのうち半分も使う者はいないだろう。リモコンに革命が起きるのはまだまだ先だ」と論評した。(c)AFP