【9月22日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は21日、前週トップージの自社ロゴを「侵略した」空飛ぶ円盤のイラストについて、英SF作家H.G.ウェルズ(H.G. Wells)に敬意を払ったものだったと明かした。

 グーグルのトップページはシンプルなことで有名だが、なにかの記念日や1年の行事などに合わせたイラストで、カラフルなロゴを頻繁に変えている。

 ただし、イラストはいつもなににちなんだものなのか分かりやすいが、今回は違った。

 グーグルは前週、ロゴ「Google」をかたどったミステリーサークルの上に円盤が浮かぶイラストを掲載した。グーグルでは「経度」と「緯度」を表すと思われる謎の数列も発表していた。

 この数列が、1898年のウェルズの作品『宇宙戦争(The War of the Worlds)』に出てくる宇宙人の着陸地点「ホーセル・コモンズ(Horsell Commons)」の座標と同じだったため、ウェルズに関係するものではないかと憶測されていた。

 グーグルは21日になって、1866年9月21日生まれのウェルズ生誕143年を記念するものだったことを明かした。

 グーグルは公式ブログで、「テクノロジーやデザインの着想は、いろんなところからやって来る。地球やそのかなたの宇宙でなにがあり得るのを空想させてくれた作家として、われわれはH.G.ウェルズをたたえたかった」と説明した。(c)AFP