【9月3日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は2日、米インターネット検索大手、グーグル(Google)傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」が、初の有料事業となるネットを通じたストリーミング配信による映画のレンタル事業を検討していると伝えた。

 WSJはグーグルの事業計画に詳しい消息筋の話として、グーグルが、ライオンズ・ゲート(Lions Gate Entertainment)やソニー(Sony)、ワーナー・ブラザース(Warner Bros.)などの映画大手と交渉を進めていると伝えた。交渉は継続中で、合意に達するかどうかはまだ分からないという。

 ユーチューブは一般の利用者による投稿動画が有名だが、すでにいくつかの映画会社と映画の一部分や全編の公開で合意している。しかし、有料のサービスは一切行っていなかった。

 これに先立ってユーチューブは、米メディア大手タイムワーナー(Time Warner)と、タイムワーナー傘下のワーナー・ブラザースの動画の公開について、広告収入を分割する条件で合意したと発表していた。(c)AFP