【8月29日 AFP】中国連合通信(チャイナユニコム、China Unicom)と米電子機器大手アップル(Apple)は28日、世界最大のモバイル市場を誇る中国で、年内にiPhoneの販売を開始することについて、複数年契約で合意に達したと発表した。

 長らく待ち望まれていた中国本土でのiPhoneデビューが決まった。中国本土の携帯電話利用者数は6億8700万人に上り、iPhoneの公式販売がいまだに開始されていなかった残り少ない主要市場の1つだった。

 中国連合通信によると、iPhoneの販売は2009年10-12月に開始する予定。

 国営誌「財経(Caijing)」は27日、契約に詳しい人物の話として、本体価格は2999元(約4万1000円)で、追加で3000元(約4万1000円)分のプリペイド通話料を購入することが条件となる可能性が高いと伝えた。

 中国連合通信の6月末時点の契約者数は1億4000万人。iPhoneの投入で、ライバルの中国移動通信集団(チャイナモバイル、China Mobile)や中国電信(チャイナテレコム、China Telecom)と比べて性能の低かった端末ラインアップを向上させ、ハイエンドユーザーを引きつけるねらいだ。(c)AFP/Polly Hui