【8月19日 AFP】(写真追加)ソニー・コンピュータエンタテインメント(Sony Computer EntertainmentSCE)は18日、家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PlayStation3PS3)」の新型機を、9月から発売すると発表した。

 大幅なスリム化を実現し、本体の厚みは現行モデルの約3分の2の薄さ。120GBのハードディスクドライブ(HDD)を標準搭載するほか、ブルーレイディスクプレーヤーなどの既存機能はそのまま引き継いでいる。

 日本国内での希望小売価格は2万9980円。米国では299ドル、欧州では299ユーロで発売される。現行PS3については、HDD80ギガバイトモデルを299ドルに、160ギガバイトモデルを399ドルに、とそれぞれ100ドルの値下げを行う。

 PS3は、2006年に鳴り物入りで登場して以来、グラフィックの美しさで他社を圧倒してきたが、米マイクロソフト(MicrosoftMS)の「Xbox360」や任天堂(Nintendo)の「ウィー(Wii)」などに比べ、価格は割高だった。

 SCEとしては、低価格の新型PS3コンソールと今後順次発売される有力ゲームソフトを目玉に、年末商戦で攻勢をかける構えだ。(c)AFP