【7月7日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は6日、閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー(Internet ExplorerIE)」に、PCをハッカーに乗っ取られる危険性のある欠陥がみつかったと警告した。

 マイクロソフトがウェブサイトに掲載した警告によると、影響を受けるのは、パソコンの基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP(Windows XP)」「ウィンドウズサーバー2003(Windows Server 2003)」を搭載したPC。ぜい弱性は、動画を再生するために使用されているプログラム「ActiveX Video Control」で発見された。

 マイクロソフトのセキュリティ情報提供ページによると、「このぜい弱性の悪用に成功した侵入者は、ローカルユーザーと同等の権限を獲得することができる」。また、「このぜい弱性を悪用した侵入が試みられていることを確認した」という。

 同社は現在、パートナー企業とともに、「ActiveX Video Control」の動画取り込みに関連する部分のぜい弱性を修復する作業に取り組んでいるという。

 マイクロソフトは、ユーザーに対し、修正プログラムが提供されるまで「ActiveX Video Control」を停止するよう推奨している。(c)AFP