【6月9日 AFP】米アップル(Apple)は8日、米サンフランシスコ(San Francisco)で開催した開発者会議「ワールドワイド・デベロッパーズ・カンファレンス(Worldwide Developers ConferenceWWDC)」で、MacBookシリーズの新バージョンと、同シリーズの値下げを発表した。

 基調講演を行ったフィリップ・シラー(Philip Schiller)上級副社長は、「われわれはすでにライバルの先を行っているが、今回、さらに引き離した。新しいマッキントッシュ(Macintosh)はアップル史上最高の製品だ」と語った。

 新たなに発表されたMacBookシリーズは、SDカードスロットや最長7時間のバッテリ駆動が可能で環境にも優しいリチウム電池などの特徴がある。また高性能のプロセッサと500ギガバイトのハードディスクドライブを搭載できる。

 シラー氏は、15インチモデルのMacBook Proはアップルが作ったなかで最も速いノートパソコンだと述べた。

 MacBook Proの新モデルは8日発売され、15インチで基本の2.53GHzモデルが1699ドル(約16万7000円)、2.66GHzモデルが1999ドル(約19万7000円)、2.8GHzモデルが2299ドル(約22万6000円)。3機種とも前モデルから値下げされており、2.53GHzモデルは300ドル(約2万9500円)も安い。

 13インチは2.26GHz モデルが1199ドル(約11万8000円)、2.53GHzモデルが1499ドル(約14万7000円)となっている。

 MacBook Airも値下げされ、基本モデルが1499ドル(約14万7000円)、上級モデルが1799ドル(約17万7000円)となった。(c)AFP