【4月28日 AFP】米電機・金融大手ゼネラル・エレクトリック(General ElectricGE)は27日、DVD100枚分に相当する500GBの記憶容量を持つホログラフィックディスクを開発したと発表した。

 GEの研究開発部門、GEグローバル・リサーチ(GE Global Research)によると、この大容量ディスクは通常のDVDと同じサイズで、DVDで100枚分、ブルーレイ(Blu-ray)ディスク(1層)なら20枚分の記憶容量を持つという。将来的には、DVDやブルーレイ機器のように、読み取りや書き込みも可能とする方針だ。

 DVDやブルーレイディスクは、情報をディスクの表面に保存するが、GEのホログラフィックディスクは3D(立体)光学技術を用いたことで、同じディスクサイズで記憶容量を飛躍的に向上させた。

 6年以上を費やしたホログラフィックディスク開発を主導したブライアン・ローレンス(Brian Lawrence)氏は、「HD(高解像度)の映画コレクションすべてをディスク1枚に保存できたり、3Dテレビなどの高規格フォーマットを使用できる時代は、一般に考えられているよりも近い」と話す。

 GEは、最終的には1TB(テラバイト、約1000GB)の記憶容量を持つマイクロ-ホログラフィックディスクを開発したいとしている。(c)AFP