【4月23日 AFP】米アップル(Apple)の携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」向けサービスとして20日に短時間だけ販売されたアプリケーション「ベイビーシェイカー(Baby Shaker)」が物議を醸している。
 
 このアプリケーションをダウンロードした携帯電話を振って、泣いている赤ちゃんを黙らせるというもので20日、アップルが運営するオンラインストア「App Store」で99セント(約97円)で販売された。iPhoneを十分に振ると、スクリーン上の手書きの「泣いている赤ちゃん」が泣きやみ、その両目に大きな赤い罰点マークが現れるという。
 
 アプリケーションはSikalosoftというソフト開発会社が製作したもので、iPhoneアプリケーションの評価サイト「Krapps.com」が販売の事実に気づき、数時間後に「App Store」から削除された。

 揺さぶられっ子症候群(SBS)の防止活動を行っている米ニューヨークの団体サラ・ジェーン・ブレーン・ファンデーション(Sarah Jane Brain Foundation)は、このアプリケーションを強く非難している。

 iPhone向けアプリケーションはさまざまな会社から数万本が出回っているが、「App Store」で販売されるアプリケーションについてはアップルが厳格に管理している。(c)AFP