【3月20日 AFP】米ソフトウェア大手マイクロソフト(MicrosoftMS)は19日、インターネット閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー8」(Internet Explorer 8IE8)を正式リリースした。セキュリティーや表示速度などの面を強化している。同社ウェブサイトから25言語でダウンロードできる。

 マイクロソフトによると、IE8は従来ソフトよりもセキュリティー面を強化。他のウェブブラウザーに比較して、2-4倍の確率で危険なウェブサイトをブロックできるという。

 スティーブ・バルマー(Steve Ballmer)CEOは声明で、「ユーザーは安全で、高速表示が可能で、使い勝手のよい閲覧ソフトを求めてきた。IE8では、必要な情報を速く、かつ他のどのソフトよりも安全に手に入れることができるようになる」と述べた。

 ウェブ調査会社ネット・アプリケーションズ(Net Applications)によれば、ブラウザー市場におけるIEのシェアは、2009年1月時点で67.5%。米非営利法人(NPO)モジラ財団(Mozilla Foundation)の「ファイヤーフォックス(Firefox)」が21.53%、米アップル(Apple)の「サファリ(Safari)」が8.92%、米インターネット検索大手グーグル(Google)の「グーグル・クローム(Google Chrome)」が1.12%で続いている。(c)AFP