【3月4日 AFP】米アップル(Apple)は3日、デスクトップパソコン「iMac」「Mac mini」「Mac Pro」の新モデルを発表した。同社では、基本性能を強化しながらも、消費者の購入しやすい価格に抑えた点を強調している。

 ディスプレー一体型の個人向けデスクトップ「iMac」シリーズの主力は、グラフィックス機能とメモリー容量を増強しながら、先行モデルでは画面サイズ20インチモデルの価格だった1499ドル(約14万9000円、米国価格)にとどめた24インチモデル。

 一方、小型PC「Mac mini」の最新版では、世界で最も消費電力の少ないコンピューターを実現した。また、米半導体メーカーNVIDIAのグラフィックチップGeForceを採用し、従来モデルと比べてグラフィックス性能を最大5倍に強化した。基本価格は599ドル(約5万9000円、米国価格)、メモリー・HDD増強モデルが799ドル(約7万9000円、同)に設定している。iMacとMac miniは同日から、アップルストア(Apple Store)などで販売開始される。

 また3月第2週発売予定のプロ向けモデル「Mac Pro」は、米インテル(Intel)とNVIDIAのチップを採用し、従来モデルの約2倍のパフォーマンスに向上したという。価格は2499ドル(約24万7900円、同)から。

 3シリーズとも、すべてのファイルやプログラムを自動的にバックアップする最新ソフト「タイム・マシーン(Time Machine)」などがプレインストールされている。(c)AFP