【2月10日 AFP】米マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」は9日、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世の名前でアカウント登録をした人物は偽者だったことを明らかにした。

 ツイッター共同創設者のビズ・ストーン(Biz Stone)氏がAFPに寄せた電子メールによると、問題のアカウントはなりすましに関するツイッターの利用規約に違反していたことが発覚したため、利用を一時停止させたという。

 問題のアカウント「twitter.com/ohhdl」は、ダライ・ラマの公式ウェブサイト「dalailama.com」から転載した写真を壁紙に用い、ダライ・ラマの言葉を引用掲載するなどしており、7日の登録以来、わずか2日間で2万人近くが訪れるという驚異的なアクセスを記録していた。

 ツイッターをめぐっては、前月にもバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領を始め、歌手のブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)さんなど著名人のアカウントがハッキングされ、彼らの名を語った偽のメッセージが発信される事件が起きている。(c)AFP