【1月29日 AFP】エストニアの森に設置されたウェブカメラで野生のイノシシが餌を食べたり雪の中を走り回っている様子を目撃できるサイト、その名も「Boar TV(イノシシテレビ)」が、予想以上の人気を集めている。

 サイトの1日あたりのクリック数は約7万5000回で、うちほぼ半数がチェコ、ドイツ、北欧など海外からの訪問者だ。サイト管理者のGennadi Skromnov氏は28日、「この人気には、われわれ自身も驚いている。みんな、自然とのつながりが必要だと感じているのだろう」と話した。

 ウェブカメラは、狩猟組合が前月に設置した。イノシシへの「出演料」として、カメラの前に毎夕、大麦、小麦、リンゴ、ドングリなどの好物を置く。たいてい、暗くなる午後5時半-6時(日本時間午前2時半-3時)の間の「ディナータイム」に17匹のイノシシが現れ、約1時間その辺りをうろうろしているという。

 狩猟組合のある男性は、人気の秘密について「鳥やその他の小動物を見るより、イノシシを見る方がはるかにおもしろいからではないか」と分析している。(c)AFP

イノシシテレビのサイト(英語)