【1月21日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の就任に関連するように見せかけた偽のウェブサイトを利用してインターネット上にウイルスを広めようとするハッカーの動きが活発になっているとしてスペインの総合情報セキュリティベンダー「パンダセキュリティ(Panda Security)」が注意を呼び掛けている。

 同社が20日に発表したところによると、70以上のウェブサイトで、「バラク・オバマ氏が米大統領就任を辞退」という偽のニュースを流してユーザーをだましてウイルスソフトをダウンロードさせようとしているという。

 ユーザーがそのニュースをクリックすると、ファイルのダウンロードを促すダイアログボックスが表示されるが、クリックするとハッカーがパソコンを遠隔操作できる悪意のあるファイルがインストールされてしまう。

 同社は、今回のハッカー攻撃は中国から来ていると指摘している。また強力なウイルス対策ができていない限り、あやしいサイトを訪問しないよう注意を呼び掛けている。(c)AFP

パンダセキュリティのサイト(日本語)