【1月9日 AFP】世の中には多種多様なウェブカメラがあるが、3D映像の撮影が可能で、スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督の映画に登場する宇宙人「E.T.」のような形状をしているウェブカメラなど、他には存在しないだろう。

 米ラスベガス(Las Vegas)で8日開幕した世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics ShowCES)」で公開された3Dウェブカム「Minoru」は、人間の両目の間とほぼ同程度の間隔に2基のカメラを搭載。

 3D写真に加え、3D映像の撮影が可能で、動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿したり、Windows Liveメッセンジャーやスカイプ(Skype)、AOLインスタント・メッセンジャー、OoVooなどのビデオ会議ソフトで使用することができる。

 もちろん、従来の「2次元」ウェブカメラとしての使用も可能だ。

 1台のMinoruには、3D画像を見るための立体メガネ5個と、パソコンのディスプレーや机に固定するスタンドが付属する。

 英国人デザイナーの手による「Minoru」の名称は、漢字の「実(みのる)」から取ったもので、「現実」を意味しているという。

 Minoruは米国で1月中に発売予定で、価格は89.95ドル(約8200円)。(c)AFP