【12月6日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)とソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手フェースブック(Facebook)は4日、ウェブサイトにソーシャル機能を持たせることが可能なサービスをそれぞれ発表した。

 フェースブックが4日に発表した「Facebook Connect」は、数か月にわたって一部の選ばれたユーザーの間で試験運用されていたが、今後は誰でもこのサービスを利用すればソーシャル機能がなかったウェブサイトを、ユーザー間のやりとりが盛んなコミュニティーサイトに転換させることができるようになる。


 Facebook Connectは、フェースブックを利用していないユーザーとフェースブックとをつなぐ機能を持つ。つまり、1億3000万人以上のフェースブック利用者は、友人リストやデータなどが含まれるプロフィール機能をさまざまなサイトで利用できるようになる。

 一方グーグルも同日、「自分のサイトにちょっとしたソーシャル機能を付け加えたいウェブマスター」向けに、「Friend Connect」のベータ版を発表した。

 グーグルのFriend Connectも、ユーザーに対し、個人プロフィールの作成や共通の興味を持つユーザーの発見、友人とのオンライン上でのやりとりなどのソーシャル機能を付加するコンピューターコードを提供する。

 オンライン・コミュニティーやユーザー参加型コンテンツは、インターネットにおける進化の中核要素であることから、グーグルやフェースブックはユーザー獲得で優位に立とうとサービス開発に躍起になっている。(c)AFP/Glenn Chapman