【11月19日 AFP】NTTドコモ(NTT DoCoMo)は、米インターネット検索大手グーグル(Google)と共同開発した多機能携帯電話を2009年に発売する。19日、ドコモ関係者が明らかにした。

 グーグルの携帯電話向けソフトウエア「アンドロイド(Android)」を搭載した「グーグル携帯」は、7月にソフトバンクが発売した米アップル(Apple)のiPhone 3Gに対抗する商品になるとみられる。

 すでに多機能携帯が普及している日本ではiPhoneの売り上げは爆発的とまではいかなかったものの、ソフトバンクは7-9月期で、NTTドコモやKDDIをおさえて顧客獲得数で第1位となった。

 18日の日本経済新聞(Nikkei)によると、ドコモは韓国の携帯通信会社、KTフリーテル(KT Freetel)と共同で多機能携帯電話(スマートフォン)を開発すると報じられているが、これについて同関係者は「現段階では何も決定していない」としている。ドコモはKTフリーテルの株のうち10%を保有している。

「アンドロイド」を搭載したグーグル携帯電話は、最初に米国で10月に発売された。この携帯電話「T-モバイルG1」は、携帯電話大手のT-モバイル(T-Mobile)と共同開発されたもの。

 NTTドコモは、今年1月にグーグルとの業務提携を発表している。(c)AFP