【11月17日 AFP】パソコンのセットアップやインターネット接続を誰かに手伝ってもらわないとできなかったり、新しい携帯電話にイライラしているのはあなただけではありません――米国で16日に発表された調査で、アメリカ人の約半数が新しい機器の起動に人の助けを必要とし、さらに多くの人たちが、技術的問題にぶつかったときに外部の支援を必要としていることが分かった。

「平均的なユーザーが技術自体を理解していなくても、新しい機器やサービスは普及していく」からだと、生活調査報告「ピュー・インターネット・アンド・アメリカン・ライフ・プロジェクト(Pew Internet and American Life Project)」をまとめたシドニー・ジョーンズ(Sydney Jones)氏は説明している。

 成人2054人を対象にした調査結果では48%の人が、パソコンや携帯電話、インターネット接続を新たに設定するときや、それがどう機能するか知るときに、誰かの助けを借りるのが普通だと回答した。また、技術的問題が発生した場合、自分で解決したことがあると答えた人は28%にとどまった。男女別にみると自分で解決したことのある人は男性では39%、女性では22%だった。

 支援を求める先としては、ユーザーサポートに連絡したと答えた人は38%、友人や家族の助けを借りたという人が15%で、ネットで検索して解決方法を見つけたという人はわずか2%だった。さらに15%の人が問題の解決をあきらめたと答えた。

 調査は米世論調査会社ピューリサーチセンター(Pew Research Center)が10月24日から11月2日の間に行ったもので、誤差はプラスマイナス2.4%。(c)AFP/Chris Lefkow