【11月6日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は5日、規制当局との「法廷闘争の長期化」を回避するため、同ヤフー(Yahoo)との広告業務提携の交渉を中止すると発表した。

 グーグルの最高法務責任者(Chief Legal OfficerCLO)デービッド・ドラモンド(David Drummond)上級副社長は公式ブログで、米司法省の独占禁止法(反トラスト法)規制当局との間で、今年発表された同提携案をめぐって激しい闘争が繰り広げられてきたと語った。

 ドラモンド氏は、「これ以上提携案をめぐる闘いを続けることは、法廷闘争の長期化だけでなく、大事な取引先との関係も傷つける危険性がある。これは、長期的にみてグーグルや利用者にとって利益にならないため、提携交渉の中止を決めた」と述べた。(c)AFP