【10月3日 AFP】米著作権料委員会(Copyright Royalty BoardCRB)は2日、米アップル(Apple)が音楽ダウンロードサービスiTunes storeで配信する楽曲ごとにかける著作権料率について、音楽出版社の引き上げ要求を却下した。一方で、アップルが求めていた引き下げも却下し、現状の1曲あたり9セントに据え置くとの決定を下した。

 音楽出版社側は、1曲当たり15セントへの引き上げを求めていた。

 アップルのエディー・キュー(Eddy Cue)iTunes担当副社長はCRBに対し、もし著作権料率が引き上げられれば、現在1曲99セントで提供しているダウンロード料金の値上げにつながり、ダウンロード数が激減するだろうと証言。値上げをしなければ事業の採算が合わなくなるため、iTunesのサービスを停止する可能性が高いと述べていた。(c)AFP