【9月29日 AFP】国際電気通信連合(International Telecommunications UnionITU)は26日、世界の携帯電話契約件数が、開発途上国での利用者拡大を背景に、今年末までに40億件に達すると発表した。

 一方で、ITUは、先進国では多くの人が1人1台以上の携帯電話をもっていることから、40億件という数字は40億人が携帯電話を所有していることではないと強調した。

 2008年に利用者の拡大が続いている背景には、ブラジルやロシア、インド、中国など主に新興国での市場拡大が挙げられるという。ITUは「これらの新興諸国だけで、08年末までに13億件を越える契約があるものと予測される」としている。

 中国は、08年半ばまでに携帯電話の契約件数が6億件を突破して、世界最大の携帯電話市場となった。また、インドでは7月末の段階で、契約件数は約2億9600万件となっている。(c)AFP